パールレース2022 準備編

sailing

台風やコロナの影響で5年ぶり?開催となった今年のパールレース。

皆様はいかがでしたでしょうか?

「たら、れば」がつきないと思います。

運よく今回も総合優勝することができました。

邨瀬オーナーがおっしゃる「努力をしたものほど運を呼び込める」まさに今回もそうだと思います。

私が乗った<KLC HORIZON 6>はスタートまでにどんな準備をしてきたのか。

全部は書ききれないので少しだけ紹介させていただきます。

1.レース展開予想

2.レースコースで使用するセイルインベントリー

3.各セイルのポテンシャルを100%発揮させるギア

4.レースコース上で行われるセイルチェンジとタイミング

5.レースクルーの選抜と招集

6.ショアクルーとデリバリークルーの重要性

1.レース展開予想 2.レースコースで使用するセイルインベントリー

ここ10年ぐらいのレース展開は

スタート-神の島は微風の片上りアップウィンドなのでJ1

神の島-利島は南系の微風でA0→A1(A1.5かA2)スピンの場合はS1(S1.5かS2) 時折カームに捕まりウィンドシーカなんてこともありますね。

利島-江の島はアップウィンドやダウンウィンドの可能性がありスタート前の天気に左右されます。

3.各セイルのポテンシャルが100%発揮させるギア

クイックリーフシステム

ウィスカーポール

トップダウンファーラー

撚りに強い高強度トルクライン

スピンシートフィドルターニングブロック(2連)

オープンスナッチ

ツイーカー

などなど

4.レースコース上で行われるセイルチェンジとタイミング

事前練習で各マニューバで必要クルー人数の把握

ワッチのタイミング

5.レースクルーの選抜と招集

優秀なヘルムスマンとセイルトリマーは必要不可欠

すべてのクルーがすべてのポジションをこなせるのが理想

レースクルーの役割分担

6.ショアクルーとデリバリークルーの重要性

レースクルーがレースだけに集中できるように現地での送迎、食料調達、宿の段取り、積まないセイルや回航荷物のピックアップ、個人荷物(必要最小限をオンボード)の移動、宅急便の手配、などなど

ターゲットレースへの準備/段取りは早ければ早いほどいいですね。

今年はGWに開催されたオフショアダブルス日本選手権をターゲットに準備してきましたのでパールレースへの準備も比較的順調に進められました。

セイルの新調、改造、セイリングギアのトライアンドエラー、クルーワークなどやることは盛りだくさんです。時間はいくらあっても足りませんがコンディションや季節的なことも考慮して優先順位を設けてこれはここまでにはやっておくという感じで期限を設定するといいかもしれませんね。

準備編はここまでにしておきます。

次回は実際のレースをどう走ったのかをレース編でお伝えします。

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