全日本ミドルボート選手権2025 4位の壁が立ちはだかる最終日 

good memories

レース最終日 インショア3レース

いよいよ泣いても笑っても最終日です。

ここまでいいコンディションでいいレースができていますが軽風からのスタートです。

ラスト3レースも特別なことはしません。淡々とこなします。

いつものように実際にレース海面を走ってみてセイルチョイスとリグ設定。

初日よりスタートエリアが岸壁に近いのでエンジンで戻ります。

[Race6 250°-270° 8.0knt  1.1nm-1.2nm]

スタートのトリムアップに失敗しスピードに乗れない状態でスタートしすぐに厳しい展開に。こんな時こそタクティクスで挽回したいところですがそう簡単にはいかず容赦なくバチバチされます。

〈NATSUKO〉がスタートから飛び出し会心のレースでトップ。

なんとこのレース、54秒差の中にの2位〈propaganda〉から9位の〈Charchan〉までが入るという大混戦!益々フリートがヒートアップしてきました。

我々は総合7位、クラス1位。

[Race7 250° 16.0knt  1.3nm]

いつものようにシーブリーズが入ってきましたが少し腰のある感じの風です。

スタート前にリグも詰めJ3をチョイス。

防波堤の返し波があり風も不安定でアウターサイドは走らせづらい。

ゼネリコを繰り返しブラックフラッグ掲揚、無理は禁物。

〈NATSUKO〉〈GRAN desse〉が本部船サイドから会心のスタート。

下先行には〈propaganda〉、我々も厳しいながらなんとか耐えつつ我慢のセイリング。

やはりフリートの中ではJ3ではパワー不足を感じ苦戦しながらも6位で上マーク回航。なんとか耐えている。ダウウィンドで先行艇に追いつき絶好のチャンスでしたがマークラウンディングでスピードビルドに失敗しさらに風も不安定でパワーがなくリズムに乗れずに最後まで苦戦したレースでした。

フィニッシュも3艇がひしめき合う秒差のレースでした。

総合5位、クラス1位。

[Race8 250° 13.0knt  1.3nm]

さー泣いても笑っても最終レースです。

セイルチョイスもJ2へチェンジして満を持して最終レースに挑みます。

今シリーズで一番のグッドスタートからスピード/高さも抜群でハイレイターに競り勝ちながらSTBタックを伸ばし有利な左海面まで走れてヘダーでタック。ハイレイターにカバーリングされながらも上手くモードを切り替えて走り抜け、そのまま上マークへ5番回航!

ダウウィンドのスピードとコースもよくいいリズムで下マーク回航。左海面に行きたいが防波堤の返し波があり風も不安定で走らせづらいのでパフの状況を見ながら左海面に寄せられるようにタイミングを伺う。シフトに合わせ最終的に上手くPORTリフトに乗せることができ2上で奇跡の5位回航!風速落ち傾向の中、上手くパフを拾いフィニッシュ!最後はリズムよくレースができました。結果はいかに!

最終レースは会心のレースで総合3位!クラス1位。

総合優勝の方は激闘の末、最終日に逆転した〈NATSUKO〉(X 35)の優勝で幕を閉じました。

最終日まで首位をキープしていた〈GAIA〉(K36-SAMURAI)チームは惜しくも一点差で敗れてしまいましたが日本一練習しているチームで初日の20ノットまで吹いても無難に走れてました。若いチームなのでこれから期待が持てる楽しみなチームです。

最終成績

優勝 NATSUKO 2-3-5-2-6-1-1-1 16点 カットレース5点

準優勝 GAIA 6-2-1-1-2-3-3-5 17点 カットレース6点

3位 VOGUE 1-4-3-3-3-5-2-6 21点 カットレース6点

4位 propaganda 4-7-19-5-1-2-4-2 25点 カットレース19点

5位 APHROS 5-5-4-4-4-7-5-3 30点 カットレース7点

6位 WOODEN SLED 15-1-2-11-5-8-11-4 42点 カットレース12点

今回のテーマ「17歳夏。ひとつでも上をめざして」遂行できたと思いますが硬すぎちゃいました。

来年は瞬発力も合わせ持ちたいと思います。

チームとしてはヘルムスマン一年生でありながらも集中力を切らさずに見事なドライブをみせたノブさんのポテンシャルにいい意味でビックリしております。今後伸びしろしかないAPHROSチームに目が離せません!

お疲れ様でした!

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