レース2日目 ショートディスタンスレース
カットにできない重要なレース
20マイルの和歌浦湾及び周辺海域で
コースはセイリングセンター目の前スタート→
マーク 1(ポートに見て回航)→
マーク 2a (反時計回り)→
マーク 1(スターボードに見て回航)→
フィニッシュ(添付図1)
[250° 10knt 20nm]
総合優勝争いは1位の〈Gaia〉を〈VOGUE〉が2点差で追います。
我々は朝の予報を元にセイルインベントリーを考えます。
前半軽風から始まる10マイルのアップウィンドと後半シーブリーズの吹き上がる10マイルのダウンウィンドを考慮し今回のレーテング証書ではジブ2、スピン2の搭載ですのでスタート前にチェイスボートキャプテンの小林さん、三浦君に沖の情報を確認してもらいJ2、JT、A0、A2を最終チョイス。リグ設定も決まり万全の態勢で挑みました。
ポートロングなのではじめ左のベンドした風を掴むためSTBを少し伸ばしパフを掴んでPORTへタック。景色よくほぼ正面。それを見てタックバックしてきた〈NATSUKO〉に真ん前でカバーリングされながらも厳しいポジションにならないように要所要所でモードを切り替えながらマーク1を目指します。
マーク1回航は〈GAIA〉〈KARASU〉〈propaganda〉〈VOGUE〉〈NATSUKO〉〈WOODEN SLED〉〈Charchan〉(MAT1070)〈APHROS〉 順で回航。STBロングなので全艇回航とともにタック。先行艇が一列になりバトりながら走っているため遅れた艇がタックして我々の前でSTBへタックバックするたびに我々もレーンキープするためにタックを繰り返します。
潮の影響よりも沖側の方がプレッシャーが早いタイミングで入るため少しずつゲインして先行艇に追いつきます。沖ノ島近辺は風がフローして弱く、しかも波が悪いので我々はできるだけ近づかないように注意し沖側コースを選択しこれが功を奏してマーク2では先行艇団にほとんど離されることなくゲインして回航することが出来ました。
マーク2aでジャイブセットしポートタックのダウンウィンドがはじまりました。
ヘディングもマーク1へほぼ正面。本当のスピード競争がはじまりました。
一つ一つの波に集中しパンピングでサーフィングさせます。ここで大活躍したのがメントリの達さん!
一波一波に集中し炎天下の中必死になってパンピングをし続けます。あくなきスピード追求をし続ける世界トップクラスのプロセイラー脇永達也!半端じゃないです!これ以上ないお手本、相本さんにみせてあげたかったな笑
そんなこんなで次に回航するマーク1を見ると〈GAIA〉〈KARASU〉が止まっているのがみえる。え?もしかしてコース短縮でフィニッシュ?そんな馬鹿な!でも一艇は走り出しフィニッシュ方向に向かっている。なんと落水者が出た模様!大事に至らずでよかったです。
マーク1からフィニッシュへ向けての最終レグでJ2外取りかJib Topかでかなり悩んだ。先行艇はジブをチョイスしている、至近距離に〈Charchan〉〈NATSUKO〉がいてフィニッシュに向けて一列になりコース選択が無くJTで下突破は不可能と判断し我々もJ2をチョイス。最後のアプローチジャイブでジェネカーのタイラスカが外れるアクシデント発生!関東ミドルと同じアクシデント!なんでT5くんこんな時に意地悪するの!笑。なんとかジェネカーを下ろし。。。
ダウンウィンドレグでは〈WOODEN SLED〉〈絶影〉(MELGES32) 〈A&A〉(MELGES32)の3艇に抜かれ10番手で回航。
〈Charchan〉が〈NATSUKO〉のインサイドで回航し目の前でバトルを繰り広げる。チャンス!
我々は〈Charchan〉のスターンウェーブを利用し達さんのパンピング炸裂!〈NATSUKO〉が〈Charchan〉のシャドーに入りスピードダウンしている隙にセイルオーバーに成功!そのままフィニッシュ!総合4位、クラス1位。
テンション爆上げで最終日に繋げます。
2日目の成績
1位 GAIA 6-2-1-1-2 12点
2位 VOGUE 1-4-3-3-3 14点
3位 NATSUKO 2-3-5-2-6 18点
4位 APHROS 5-5-4-4-4 22点
5位 WOODEN SLED 15-1-2-11-5 34点
6位 propaganda 4-7-19-5-1 36点