その方は憧れのプロセイラー脇永達也さんだ。
以前、私が〈Black〉(Botin40)チームキャプテンの際に”よりハイレベルなセイリングを実現するため”にコーチ兼ヘルムスマン兼タクティシャンとしてコーチングをお願いしてお世話になっていた。

そして今年の夏、「久しぶりにまた一緒に乗れる機会に恵まれてテンション爆上がり笑」
脇永さん(以下達さん)との(一方的な)出会いを思い出してみた。
あれは30年ぐらい前、TUNE YOUR470やハイミッシュウィルコックスの470のビデオを見た時だった。当時全盛期だった関東自工やHONDAチームがお手本としてビデオに出ていて私もFJに乗り始め、将来は470に乗るんだと希望を持ちつつ部屋を暗くしビデオが擦り切れるまで熱中して観ていた。
それから憧れの”脇永達也”の始まりでKAZIやヨッティングの記事などは欠かさず読んでいて今で言うちょっとしたストーカーだったかも笑
そんな達さんと初めて一緒に乗る機会に恵まれたのは2005年キーウェストでFARR40クラスでのレースだった。急遽欠員がでて本田さん→ヤスさん経由で連絡を頂き当時PSJで働かせてもらっていたので大谷さんの許可を得て急遽行けることになった。(夜連絡をいただき翌日早朝には成田エクスプレスに乗っていた笑)それはもう大変勉強になった楽しいキーウェスト遠征だったのを覚えている。
それから数年経ち、BrosのPlatu25キャンペーンでイタリア遠征に頻繁に行く機会がありイタリアでテレビをつけると普通にヨットレースが放映されていてその中でも当時ACが開催されていたので〈プラダ・ルナロッサ〉に乗る達さんを観てやけにうれしく、親近感がわきかぶりついて観ていた。(その時は部屋を暗くしませんでした笑)

(当時インターネット回線はぴーひゅるひゅるーだったので今みたいなYOUTUBE動画などはみれなかった)ACボートに乗る屈強な男たちに交じりながら達さんの背中が大きく見えたのは今でも鮮明に覚えている。
そのあとMothにチャレンジしたのも達さんの影響が大きく、よく葉山で朝Mothを組み立てていた達さんを指をくわえて見ていた。私もなんとか手に入れて葉山Mothワールドに向けてよくご一緒させていただきトレーニングに励み、フォイリングに関するすべてのことを学びました。ワールド後もUKのマグワイヤボートに行って新艇を作ったりと楽しい日々でMothにチャレンジしたことは今の自分にとってとても大きなそして有意義な経験となりました。

そんな達さんの尊敬できるところは本当にたくさんあります。なにから書けばいいか迷いますがw|
ディンギーの全日本タイトルも数知れず、五輪、からキールボート、マッチレースランキング世界ナンバー1、ACボートなどで世界の超一流と渡りあってきたのは達さんしかいません。セイリングの幅がとてつもなく広く知識の引き出しの数が半端ないです。

そんなスーパーセイラーなのにめちゃくちゃ謙虚で常に新しい学びを取り入れていますしこんな私でも真摯に向き合って付き合っていただいて、たまに私の低レベルなバカ話にも飽きずに付き合ってもらってます。
今回のAPHROS夏の陣ではとても楽しくプロセイラーとして勉強させていただきました。
おそらく達さんの背中を超えることは不可能だと思いますが少しでも追いつけるようこれからも精進したいと思います。
「17歳夏。ひとつでも上をめざして」

